Crockett & Jones
1879年にCharles Jones （チャールズ・ジョーンズ）とSir James Crockett（サー・ジェームス・クロケット）によるイギリスのノーサンプトンにて設立されたシューズブランド。
グッドイヤー社製の機械を導入し、製造過程の近代化を図りスピードと効率性を上げた生産体系を実現。1940年代の世界大戦時においても将校へのコンバットブーツを100万足以上製造していた実績を持ちます。
2021年現在は創業者Charles Jonesの曾孫にあたるJames Jonesが参画し、代々の家計を引き継ぎブランディングを経営しています。所有するラスト（木型）の数は世界一と言われ、バリエーションに富むドレスシューズを手掛けています。

1960年代のブラウンレザードレスシューズ。2アイレットのシンプルなデザインのこちらは現行ではおそらく廃盤とされているモデルと見受けられます。インスタンプには”Health Brand”というおそらく健康靴という意味を指す、現在のクロケット・ジョーンズでは見られない特有の表記が記載されています。
 
ヒールカーブには、ドッグイヤー/ドッグテールと呼ばれる、縫い割りの上端部をわざとずらして縫い付けることで縫い目に掛かる負荷を軽減させる意匠が施されています。
 
種類は不明ですが、レザーの質感が非常に柔らかく足馴染みの良い仕上り。プレーントゥのシンプルな仕上がりですが、細身のすシルエットラインとウエストがシェイプするイギリス靴らしい雰囲気を備えます。
 
Usedのため履き皺などの使用感は見受けられますが、年代を加味してもインソールスタンプの残り具合や、アウトソールの堀りも残ったグッドコンディションです。
 
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